かにの種類は、世界ではおよそ7000種類弱が、日本の近海だけでも1000種類以上が確認されています。歩き方や足の本数などで、大きく2つの種類(カニ類、ヤドカリ類)に分類されます。
日本で食用とされているかには、カニ類で毛ガニ、ズワイガニ、ガザミ、クリガニ、トゲノコギリガザミ、アミメノコギリガザミ、タイワンガザミ、アカテノコギリガザミなど、ヤドカリ類でタラバガニ、花咲ガニ、アブラガニ、イバラガニモドキ、エゾイバラガニなどがいます。
その中でも、タラバガニ、毛ガニ、ズワイガニ、花咲ガニなどは味が日本人の味覚にマッチしており、良く好んで食されています。
日本での主要な産地は、タラバガニは北海道のオホーツク海、毛ガニは北海道周辺のほぼ全域、ズワイガニは日本海沿岸全域、花咲ガニは北海道の根室地方と言われています。
調理法は、茹でガニ、焼きガニ、刺身、鍋物、唐揚げ、炒め物、しゃぶしゃぶ、味噌汁など挙げだしたら枚挙にいとまがなく日本の食卓では高級食材として定着しています。さらに身をほぐして他の食材に混ぜたりするなど、使用方法は数限りありません。また、かにを食する際に使用する専用の道具(カニスプーンやカニフォーク)があり、日本人の食生活に根づいています。