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一瞬の贅沢3

続き

今の小さい子は口が肥えてますよね。
美味しいかにはすごくよくわかります。
よく「こんな美味しいかに食べさせてくれてありがとー」と言ってくれるのですが、きっと孫なりに美味しかったんでしょうね。
私は、おばあちゃんからかにを出された事は一度もありませんでしたけど、逆におばちゃんが生きていたら食べさせてあげたかったなぁ。
私には両親がもういないのですが、両親もかにが大好きだったので、もっと食べさせてあげればよかったなぁ。
と、神妙な文になってしまいましたが、私にとってかには唯一の贅沢品。
今もお金持ちではないけれど、たくさんたくさん働いて、もっと食べれる機会を作れたらいいなぁ。
毛がにでもう一つ思い出したのは、会社の大会か何かでくじ引きをした時の事です。
普段、くじ運が悪い私が一等賞の『毛がに』が当たったのです。
その時は誰にも言わなかったんですけど、実は食べた事がなかったんですよね。(笑)
でも、いかにも食べた事があるようなふりをして「きゃーうれしー私毛がに好きなんですー」なんて言ってしまったんです。(笑)
でっ!!その毛がにを家に持って帰った私は、毛がにをワクワクしながら茹でました。
そして、パカッと開いたらかにみそがいっぱいっ。
きゃーー美味しいっ。
初の毛がにに感激でした。
これが高級なかにかってね・・・。(笑)
でも、エラが食べられないからあんまり食べるところはないので少しショック。
次に足をカパッと折って、パクッ。
うまかったなぁー。
残った殻にお湯を入れて飲んだら、これがまたうまいのなんのって・・・。
これぞ至福の時って感じでしたね。
んで、最後は食べ終わった殻を使ってだしをとり、雑炊と味噌汁を作って食べてみました。
想像つくでしょ?かにのだしが効いてて、ほんとにほんとに美味しかったです。
かにさんもこんなふうに食べられて報われたでしょうね。
しかし、こんな事を書いてたら、また毛がにが食べたくなって来ました。
ずわいがにやたらばがには結構いつでも食べれるんだけど、毛がには今度はいつ食べれるんだろう。
なかなか毛がにって、もらったりとかで、自分で買わないですよね。
でも次は、妹の旦那さんから安く買おうかな。
あの時は当たって食べただけだから、実際のところ値段がわからないんだよね。
次に買う時までに、値段がどれくらいなのか一度調べておきますね。
次食べれる時が来るまで仕事頑張るぞぉーー。

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