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通販で買うかにとは姿が違うけども

カブトガニを初めて見たときは、その姿が衝撃過ぎて、目が点になってしまいました。
小学生のころ、なぜか僕たちのなかでは、カブトガニのことが話題になり、盛り上がっていました。
カニというと、はさみが2つあって、足がたくさんある四角い姿をした生き物という認識があったのです。
なので、「カブトガニ」と聞いて、真っ先に思い浮かぶイメージは、カニの姿はそのままで、はさみを振り上げたときの形がカブトに似ているのだというようなものだと思っていたのです。
でも、テレビで見たときの「カブトガニ」の姿を見たとき、あの、カニとも似つかない姿にショックを受けてしまいました。
そもそも、この「カブトガニ」というのは、カニの仲間なのかという疑問がその時はありました。
はさみはないし、形も四角くないし尻尾みたいなのがあるし、何より裏がわがうじゃうじゃとしていて、なんだか気持ち悪いという印象しかありませんでした。
20160728073509私は、この「カブトガニ」を見たときから、普通のカニ自体が嫌いというか、苦手な生き物というような感じになり、今でもカニを含めた、海老や昆虫類の足を見ると何故か拒絶してしまうことがありました。
とはいえ、この「カブトガニ」には何の罪もないのですが、普通のカニとは見た目も全く違うこの「カブトガニ」の影響で、カブトガニが、食べれるとしてもその頃は全く食べようという気にはなれなかったのです。
その後も、小学校を卒業するころまで、「カブトガニ」ブームは続いたのですが、私は、一切この輪の中には入ることが出来ませんでしたし、普通のカニが食卓に並んでも見ないようにして、食事をしてしまうくらいだったのです。
でも、大人になってからはいつの間にかカニを食べれるようになりました。
カニが食べれるようになった原因は、私が勤めている会社の飲み会で料亭に行った時に出された「カニコロッケ」を食べたことがきっかけでした。
生クリームとふわふわした感じの身と芳しい香りが口の中でいっぱいに広がって、すごく美味しいコロッケだと思って食べていました。
初めてカニコロッケを食べた時の美味しさは、今でも忘れられませんが、私はその時、実はカニコロッケの中身がカニだという事を全く知らずに食べていたのです。
後から、食べたコロッケはカニコロッケだと聞いてビックリしたのを今でも覚えています。
そのときは複雑な心境になりましたが、カニというものはこんなに美味しいものだと初めて知りました。
カニ自体を見るとやはり、食べるということはできないですが、その頃から、カニの殻が剥かれた状態なら、美味しくいただくことが出来るようになりました。
殻が剥かれた状態でないと手がつけれないって「贅沢だ」といわれるかもしれませんね。
このことを、人に話すと、大抵の人には笑われてしまうのですが、トラウマの一つになっていたのは確かなので、これだけはどうすることも出来ません。

今思っても、「何で、カブトガニを見て、普通のカニが駄目になってしまったのか」ということの理由はわかりませんが、もしかすると、「カブトガニのイメージを勝手に、カッコいいカニだ」というようにしていたことが、原因かも知れませんね。

 

通販とかでかにクリームコロッケはおいしくいただいてます。

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